病名 |
潜伏期 |
病状の特徴及び経過 |
注意事項など |
インフルエンザ |
1~4日 |
突然の発熱(さむけと高熱)、咳・のどの痛み・頭痛・関節痛・倦怠感を伴う。 |
自己判断で解熱剤は使用しない。発症後3日程度までが最も感染力が強い。 |
百日咳 |
7~10日 |
かぜ症状から始まり、しだいに咳が強くなり1~2週間後で特有な咳発作になる。小さい乳児では呼吸困難をおこす。 |
呼吸困難からチアノーゼ・けいれん・呼吸停止になることがある。 |
麻しん(はしか) |
8~12日 |
かぜ症状から始まり、高熱・結膜充血などが見られる。その後、熱が一時的に下がったときコプリック斑が出現、再び熱が高くなり赤みのある発疹がみられる。 |
感染力は非常に強い。1歳になったらなるべく早く麻しん風しん混合(MR)の予防接種を受ける。また、就学前にも2回目の接種を受ける。 |
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) |
16~18日 |
痛みを伴って耳下腺が腫れる(片方の場合もあり)。 |
髄膜炎、難聴をおこすことがある。耳下腺が腫れてから4日間は感染力が強い。 |
風しん (三日ばしか) |
16~18日 |
発熱・リンパ節の腫れとともに発疹が出る。桃色の発疹が顔面から始まり体に広がる。約3日で消える。 |
1歳になったらなるべく早く麻しん風しん混合(MR)の予防接種を受ける。また、就学前にも2回目の接種を受ける。 |
水痘 (水ぼうそう) |
14~16日 |
発疹が体の中心から広がる。赤い発疹が水を持ち、かさぶたの順に変化する。かゆみが強い。 |
1歳になったらなるべく早く予防接種を受ける。 |
咽頭結膜熱 (プール熱) |
2~14日 |
39℃前後の高熱が3~7日続く。目の充血や目やに、のどの痛みが出る。 |
タオルの共用は避ける。 |
伝染性紅斑 (リンゴ病) |
4~14日 |
軽いかぜ症状の後、頬が赤くなったり手足に網目様の赤い発疹が現れたりする。 |
妊婦の感染には要注意(症状がでたときには感染力はない)。 |
手足口病 |
3~6日 |
水を持った発疹が手のひらや足の裏に見られる。口の中にもできる。 |
口内炎がひどく食事がとれないときは、飲み込みやすいものを与える。爪が剥がれる症状が後で見られることがある。 |
突発性発疹 |
約10日 |
38℃以上の高熱が3~4日続いた後、解熱とともに体にバラ色の発疹が現れる。 |
生後6か月~2歳未満に多い。2回かかる人もいる。 |
ウイルス性胃腸炎 |
ロタウイルス 1~3日 |
嘔吐(おうと)・下痢・腹痛など |
嘔吐・下痢がひどいときは脱水に注意する。吐物などで汚れた食器やリネン類は熱湯や塩素などを用いて消毒する必要がある。 |
ノロウイルス 12~48時間 |
ヘルパンギーナ |
3~6日 |
突然の高熱が1~3日続き、のどの奥に水疱などができ、のどの痛みがひどい。 |
食べられないときは、飲み込みやすいものを与える。脱水に注意する。 |